植林も新陳代謝が悪くなると、二酸化炭素を吸収しなくなる。

実家と山を相続しましたが、実家も山も使う予定もなく、どうしたものかと。
空き家となった実家の問題は置いといて、今日は山の問題から。
最近は田舎に帰ることが増え、林業に従事している幼馴染と話す機会があった。
彼が言うには植林は30年越したものは二酸化炭素を吸収しなくなり酸素も作らなくなる。
人間と一緒で新陳代謝が悪くなると言うのだ。
だから30年たった植林は伐採して新しく植える必要があるという事らしい。



私が山を管理しようとすると、私が所有している山の木は伐採する必要がある。
けれども、ここで問題が出てくる。
50年近く両親が育ててきた木が、木を切る代金を支払うといくらも残らないという現実と、新しく植林したとしても、大量に増え続ける鹿に食べられてしまい、苗が育たないというのだ。鹿による害獣問題がここにも影響している。
山を適切に管理するには、様々な問題があり複雑に絡んでいる。

弊社のパッケージに使用している紙にも「適切に管理された木材のみ使用している」とあるが、こう言うことなんだと改めて思う。
適切に管理する事は、本当に大変で大きなエネルギーも必要。さて相続した山をこれから先どうしようか考えさせられる。

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